Antique Bookcase(ブックケース)

当時は高級品であった書籍を収納するのにふさわしく、歴史の趣を感じさせる精巧なカービング、中にはガラス扉にステンドグラスが嵌め込まれることもございます。
ブックケースとしてだけでなく、カップボードやコレクションボードとしてもお薦めしたいアンティークです。

Antique Cupboard(カップボード)

カップ&ソーサーやプレート等、食器類を美しく収納するには最適なアイテムです。
その用途からブックケースに比べて比較的奥行がある構造となっています。 カトラリーを分類する仕切りの付いた抽斗が設けられていることもございます。

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アンティーク ブックケースとは?──魅力と選び方、そしてイギリスアンティーク家具の特徴

「アンティーク ブックケース」に皆様はどんなイメージをお持ちでしょうか? 年月を重ねた木の温もり、手仕事による美しい細工、そこにしかない歴史の重み──。現代の量産家具にはない、独特の風格と存在感。それがアンティーク ブックケースの大きな魅力だと私達は考えています。 ここでは、アンティーク ブックケースの魅力やお薦めしたい選び方、そして「英国イギリスアンティーク家具」ブックケースの特徴についてもご紹介してまいります。 参考にしていただけましたら幸いと存じます。

アンティーク ブックケースとは?

「アンティーク」とは、一般的に100年以上の歴史を持つ家具や工芸品を意味します。 アンティーク ブックケースとは、19世紀以前に製作された、本やコレクションを収納するための家具のことを指します。 一部に化粧板が用いられることはあるものの、 主に無垢材が素材として使われ、現代の家具とは一線を画す手間暇をかけた作りが特徴です。 家具職人による手作業の工程を経た彫刻や装飾のひとつひとつは非常に精緻です。 また、時間と共に深まる木の風合い、手に触れるたびに感じる重厚感。 これらが現代の家具にはないアンティークならではの美しさ、魅力と言えるでしょう。

アンティーク ブックケースの代表的なスタイル

アンティーク ブックケースにはさまざまなスタイルがあります。 参考例: ・オープンブックケース/ブックシェルフ型
扉がないオープンタイプ。自由に本を出し入れでき、飾り棚としても使えるため、リビングや書斎に人気です。
・ガラスブックケース/キャビネット型
繊細なガラス扉が付いたタイプ。埃や汚れから本を守りながら、美しくディスプレイできます。
・ビューローデスク/ドロップフロント型
扉を倒してデスク代わりに使えるタイプ。本棚とライティングデスクが一体化した便利な形状です。
これらのブックケースは、使われる素材や装飾によっても全く表情が異なり、それぞれが独自の味わいを放ちます。

現代のブックケースとの違い

現代のブックケースは、主に工場で大量生産されています。素材にはMDF(中密度繊維板)や合板が使われることが多く、コストパフォーマンスに優れる一方で、耐久性や質感に劣る場合も少なくありません。 また、デザインはシンプルで機能性重視。ミニマルなインテリアに合わせやすい反面、空間に「深み」や「味わい」をもたらす力はあまり期待できないでしょう。 これに対してアンティーク ブックケースは、単なる「収納家具」以上の存在です。本を収納するだけでなく、空間に「物語」や「歴史」を加える。これこそがアンティーク家具の大きな魅力です。

イギリスアンティーク家具のブックケースの特徴

では、数あるアンティーク家具の中でも、イギリスアンティーク家具のブックケースにはどんな特徴があるのでしょうか? ここでは、他のアンティーク家具と比べたときの「イギリスアンティーク家具のブックケース」の違いを詳しく見ていきます。

1. 素材の違い

イギリスアンティーク家具のブックケースは、主に「マホガニー」「オーク」「ウォールナット」仕様のものが多く、中には今では手に入らない高級銘木も使われています。 これらの木材は、年月を経るごとに深みを増し、独特の光沢/古艶を放ちます。 現代の合板製や木目調の家具とは違い、木の「生きた表情」そして永い時を経てこその「趣き」を堪能できるのがイギリスアンティークの素敵な特徴です。

2. デザインの違い

イギリスアンティークのブックケースには、時代ごとの特有なデザインが見られます。
ジョージアン様式(18世紀初頭〜)
シンメトリーで端正なデザイン。格調高い印象。
ヴィクトリアン様式(19世紀中頃〜)
曲線を生かした華やかな彫刻や装飾が特徴。繊細な細工も印象的。
エドワーディアン様式(20世紀初頭〜)
より軽やかでエレガントなデザインが増え、直線と曲線をバランス良く組み合わせたスタイルが人気。

上記は一部の時代別様式ですが、それ以外にもトーマス・チッペンデール等のデザイナー名を様式とする分別などもあり、デザインは多岐にわたります。 このように家具職人たちは、時代ごとに洗練されたデザインを生み出してきました。 そして大切にされて今に残るイギリスアンティークのブックケースは、現在も色褪せない「普遍的な美しさ」を持ってると言えるでしょう。

3. 造りの違い

イギリスアンティーク家具には、ジョイント(継ぎ手)や装飾など、細部に至るまで非常に丁寧な仕事が見受けられます。 例えば、引き出しの組み立てには「鳩尾組み」と呼ばれる伝統的な技法が使われることが多く、これにより耐久性が大きく向上しています。 また、象嵌細工やレリーフ、カービングなどの装飾も精緻に施され、機能的なだけではない美術品としての造りも楽しめます。 大量生産品にはない、「美術品としての完成度の高さ」もイギリスアンティークブックケースの大きな魅力です。

最後に

「アンティーク ブックケース」と一口に言っても、その世界は非常に奥深いものです。 その中でもイギリスアンティーク家具のブックケースは、素材、デザイン、造り等、様々な点で非常に優れているていると考えています。 本を美しく収納するだけでなく、暮らしに歴史と品格をもたらしてくれる──。 それが、イギリスアンティーク ブックケースの真の価値です。 本棚としてだけでなく、インテリアアイテムとしてこだわりたい

一生付き合える家具を探している

書斎やリビングに重厚感を持たせたい

流行に左右されないデザインが好き

歴史や文化に惹かれる

こんな時には、是非一度「イギリスアンティーク家具」のブックケースに触れていただき、その美しさ、魅力を感じてみてください。