修復事例①:現状の木部色調を活かした塗装+シェラックニス

修復事例

Before

After

《修復仕様》

~塗装方法~

【塗装技法】現状の木部色調を活かした塗装

⇒塗装の劣化部分やキズなどを出来る限り自然に補修した上で一定の既存塗膜を剥離し、全塗装。現状の木部色調(明暗/濃淡)を活かし、アンティーク感を感じていただけるように努め、美しく仕上げます。

【塗料(塗膜種類)】シェラックニス

⇒イギリスの老舗塗料メーカー『マイランズ社』製シェラックニスを用います。古くからアンティーク家具に限らず、バイオリンやギター木部にも使用されている塗料です。

 少し飴色がかった色味を持ち、艶やかな質感と透明感のある美しい仕上がりが魅力です。また、長期とはなるものの経年変化により艶が収まり、古艶へと変化していく様もお楽しみいただけます。

 しかしながら、水分や熱によって影響を受けやすく、塗膜の強度としてはあまり強くありません。夏場の高温多湿な環境にも影響を受けることがあります。

~構造/躯体作業~

・緩みの見受けられる接合部分の締め直し

・欠損部分があればそのパーツ作成

・必要に応じたサンディング(研磨)

・ガタツキ調整(不陸調整)

・清掃/消毒/出荷時ワックス仕上げ

上記内容をはじめ、気持ちよくお使いいただけるよう修復しております。

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